使ってないけどキャンプに使えそうなもの 2
現在すっかりキャンプ冬眠中ですが
家の片付けをしていると、またもや変わった熱源を発掘。
だいぶ前にアルポットをご紹介しましたが
2015/03/01
今回発掘したのは
バロクック
なるもの。


以前もらった物。
箱も取扱説明書も無し。
どんな物かは聞いていましたが、使った事も無いのであらためて調べてみました。
火も電気もガスも使わない全く新しい調理器具。
火や電子レンジを使わずに、少量の水さえあれば熱々の料理やドリンクがいつでもどこでも楽しめます。 Made in Korea
アウトドアや、あらゆる状況下で出来立ての美味しさを味わってください。レトルト食品などと一緒に、備えておくのもよいでしょう。
•水さえあれば(川の水や海水でも)さまざまな食品を加熱できます。
•アウトドアのあらゆるシーンで簡単かつ便利に使用できます。
•ヒートパックを交換すれば、何度でも使用できます。
•環境に優しいエコ製品です。
使い方は

発熱の原理は
日本化学会 近畿支部 「小・中・高生の化学のページ」
に詳しく出ていました。
読み飛ばしてください。
以下、転記:
★乾燥剤(石灰?)に水をかけるとなぜ熱くなるのでしょうか?
それはね…
乾燥剤(石灰)に水をかけると熱くなる理由ですが、ここでいう石灰とは、正確に言うと生石灰と呼ばれているものです。これに水をかけると、化学反応が起こり、消石灰という物質に変わります。このとき、たくさんの熱が出てきます。このため、生石灰に水をかけると熱くなります。
化学式から説明することは、中学生や高校生になってから習う内容もありますので、少しむつかしいかもしれませんが、以下説明します。
たとえば、炭が燃える場合を考えましょう。炭は空気中の酸素と呼ばれる物質と反応(これが燃えるということです)して、二酸化炭素という物質に変わります。このとき炭が持っていたエネルギーが熱のかたちで外に放出されます。ですから、炭が燃えると熱くなります。
この化学反応を「化学式」で表すとすると、
C(炭) + O2(酸素) -> CO2(二酸化炭素)
という形になります。
この化学式では熱として放出されるエネルギーがいくらなのか書かれていないので、わかりません。
そこで、どれくらいの熱が出てくるのかについても、式で表す場合があります。これを熱化学方程式といいます。
この熱化学方程式で、炭の燃える反応を書くと
C(炭) + O2(酸素) = CO2(二酸化炭素) + 393 kJ
となり、393 kJの熱が出てくることがわかります。
生石灰に水をかけた場合に、消石灰が生成する反応も化学式で書くと、
CaO(生石灰) + H2O(水) -> Ca(OH)2 (消石灰)
となり、出てくる熱については書き表されていませんが、これを熱化学法的式で書くと、
CaO + H2O = Ca(OH)2 + 65.2 kJ
となり、生石灰に水をかけると発熱することがわかります。炭が燃えるときに比べて約6分の1の熱が出ることになります。
ふん、ふん・・・ ???
という事で、
炭の約6分の1の発熱
らしいです。
商品は
バロクック レクタンギュラーM

バロクック ポーチ

1回に「調理に適した時間」は25~30分程度だそう。


コスト的にはやや割高か?
ナチュラムさんでは発熱材のみ販売中。
画像はメーカーホームページより拝借しましたが、税率が5%?
値上がりしているかもしれませんね。
次のシーズンも使いそうもない。
これはキャンプ用と言うよりは「災害対策用」かな?